元夫の話(9)退職と債務整理

自転車操業の状況を打破するには、自腹出費のサイクルから抜け出すしかない。悪化していた地元の職場環境は当面改善が見込まれないので、転職するしかないと思いました。
社員雇用ではなく、最初は契約社員やパートの給料でも構わない。最低限今の基本給くらい稼いで、自腹出費をしなければ状況が変わる。あとから昇給できるのであればそれに越したことはない。これだけ辛い環境を乗り越えてきたから、ちょっとのことでは心が折れない自身がありました。
転職を本気で考えていたところ、シングルマザーの店長とSVから提案がありました。

副店長から店長へ昇進の提案

ある日仕事中に上司のSVが巡回に来て、私と店長を呼び出しました。話の内容としては、

・シングルマザー店長が今後は子どもとの時間を最優先したいという要望
・店長の業務量に耐えられないから店長を降りたい
・自分が抜けたあとの店長として関を推薦したい

ということでした。
1年前、結婚を期に福島に送り出してくれたSVからも「この1年間で社員としてかなり成長した。どうか店長になってくれないか」と言われました。確かに福島時期の過酷な労働環境に耐えた自分のことは褒めたいですが、残業代もカットされているここではもう仕事のモチベが全くありません。
店長が業務量に耐えられない、と言っていましたが、一体何を指しているのか全くわかりませんでした。いつもパソコンの前に立って面倒事は全部私に押し付けてきた店長。実は私の元カレが他店舗の店長なので、店長業務については何度か聞いておりある程度は把握していましたが、それをこの人がやっているとは思えませんでした。店長を下りて副店長、もしくは時短社員になりたいとのこと。
ちょうどいいや、と思い私はこの三者面談で退職の意向を伝えました。
私が昇進の話を受け入れると思っていた店長とSVはかなり驚いていました。
1ヵ月に渡り店長とSVから説得され、他店の社員からも辞めないでと言われました。その間に店舗の大イベントである棚卸を終えました。この棚卸、社員は開店前から閉店後まで12時間以上労働が必須です。しかも店長は簡単なところしかカウント作業をしないので、面倒なところは案の定全て私の管轄にされていました。疲労でメンタルも体もボロボロになった状態で「絶対に辞めてやる…」と決心しました。
改めて店長とSVに退職の気持ちは変わらないことを伝えました。店長はひとり息子を育てるにはやっぱりお金が必要だと再確認し、店長を降りると数万の役職手当も貰えなくなるので店長は続行ということになりました。
最後にこの会社にちょっとでも爪痕を残して退職しよう。そう思った私は、12月までは出勤し、冬のボーナスを満額貰ってから、残りの有休60日を使い切って退職することにしました。まだ年間5日の有休消化が義務ではない時期だったので、実はこの会社に入社してから有休を使ったことがありませんでした。
私と同年代の社員は次々と辞めていっていたので、私の後任はなんと入社半年の新入社員の女の子が務めることになりました。経験の差があるので恐らく私と同じように動くことができないと思うし、店長もこの子のことをこき使う予感はしていました。引継ぎが円滑にできるよう、最終出勤日まで引継ぎの準備を整えることにしました。

シゲにも退職することを伝えたら

シゲにもこの件を伝えたところ、退職には賛成してくれました。福島時代の記事には書いていませんでしたが、休日出勤ばかりしていたのでシゲが本社に電話して当時のSVと面談する機会を作ってくれていました。結局その後も売上ペナルティで進捗芳しくない店舗の社員は休日出勤の要請をされて改善されることはありませんでしたが…

子どもができない原因に関して検査をしたら、1度妊娠しているのと毎月生理はちゃんと来ていたので労働環境やストレスが原因ではないかと言われました。退職したら心身共に健康になって授かりやすくなるかもしれません。
私の給料がほぼ基本給のみでしたが、シゲはそれよりも低い給料。シゲからは「次の仕事どうするの?」と聞かれました。この時点では転職先は決まっていませんでしたが、有休が60日分あるので、最終出勤日から2-3ヵ月の間で転職先を見つけようと思っていました。特にやりたい仕事はありませんでしたが、ドラッグストアは前面NGとしましたヽ(´∀`)ノ

基本給2.5か月分のボーナス貰って60日間の有休消化へ

後任の新入社員とはスケジュールが合わず対面で引継ぎすることができず、引継ぎノートに全てを書いて店舗に置いてきました。化粧品の顧客のお客様ひとりひとりに挨拶して、一緒に頑張ってきた遅番のパートさんにも挨拶して、店長にも「これから頑張ってください」とだけ伝えました。そして自分が7年間務めた店舗にも顔を出してお世話になった社員とパートさん達にも挨拶してきました。

12月にはボーナスを満額貰い、半分は返済に、半分は転職先の給料が入るまでの生活費に充てることにしました。
こうして18歳に入社して10年勤めたドラッグストアでの勤務が終了。次の日には髪を金髪にして心機一転してきました。

債務整理をして月々の支払い減額へ

退職したからと言ってなにもしないわけにはいきません。この時期に弁護士事務所に相談し、債務整理を実施しました。その結果、月々の支払いを35,000円に抑えることに成功。今までは10万程を返済に充てていたのでかなり楽になりました。それでもカーリースの支払い63,000円があるので結果的に月々約10万+水道光熱費分の出費は確定。私の給料では贅沢できません。シゲと暮らしているからなんとか生活できていましたが、シゲも月末には渋い顔をしていました。

この辺りから夫婦関係もこじれてきたのですが、それは次回に…(´・_・`)