妹と母にカミングアウト
晴れて美那と付き合うことになった私。一緒にコスプレ活動をしていた妹に打ち明けたところ、妹は出会って間もない頃から美那が私に好意を寄せていることに気づいていたと言います。そして同性同士で付き合うことについては肯定的でむしろ応援してくれました。「10代から他人に全く興味がなかった姉が、ひとりの人間のために自分の思いと真剣に向き合って悩んでいた姿が人間臭くてむしろ良い」と言ってくれました。
同じ子と外出が増えたため母親にも怪しまれ、私は正直に美那との関係を打ち明けました。母はただ一言「誰を好きになろうが、らららの自由。まぁ頑張りなさいな」でした。美那との関係についてそれ以上のことは言われたことがありません。そして父にはカミングアウトせず過ごしました(中2まで父から暴力を受けていたため、極力父との接触を避けてました)
美那と向き合っている私を、何も言わずに肯定してくれた妹と母には今でも頭が上がりません。どんな行く末になっても、静かに見守ってくれていたので感謝しています。美那と別れたあとは異性と付き合いましたが、妹と母は元彼や元夫シゲについてはボロクソ文句を言っていました笑
彼女のために私ができること
それから私の生きる理由は美那になりました。趣味も全力で楽しむ。そして美那のことを幸せにする。だから仕事を頑張って昇給して、自立できるぐらいの給料になったら美那と一緒に暮らす。それまでの人生は実家暮らしということもあり、コスプレ費用が十分に稼げればいいと思っていましたが、美那と付き合うようになってからはふたりの将来のために稼ごう、という意識になりました。
当時20歳の私、そして18歳の美那。まだ高校生だった美那は卒業後の進路に悩んでいました。最初はコスプレ費用を稼ぐために高卒で就職を考えていたようですが、声優になるという夢を叶えるために他県の専門学校に通うことになりました。その話を聞いたとき、美那は実家を出て一人暮らしをするのかと思いましたが、バイトをしながら実家から新幹線で通うことになりました。
高校を卒業した美那は新幹線での専門学校通いとバイトに追われました。専門学校の関係で土日に他県に行くことも増え、私と会う日は以前よりも減って、コスプレのイベントに出かけることもかなり減りました(私は妹とイベント参加を続けていました)
忙しい合間にも美那が最寄り駅に帰ってきたタイミングで私から会いに行ったり、電話したり、コミュニケーションは欠かさず取るようにしていました。声優への道がかなり厳しいこと、両親からは夢を追わずに現実を見ろと言われていること、学校に通うことで疲労が溜まってバイトに行く日も減ってしまったこと…自分で選んだ道なのに先が見えなくて辛いと電話越しで泣いていた時もありました。

やらない後悔よりやった後悔のほうがずっといいよ。私は美那と一緒に暮らせるように仕事頑張って稼ぐし、遊びに行くお金も出すから心配しないで。

ありがとう。親には色々言われてるけど、あたしもうちょっと頑張ってみるよ!
私ができることは限られています。美那がバイト代を稼げないなら、その分私が稼げばいい。私は当時の店長に打診して勤務時間を長くしてもらい、責任のある仕事を任せてもらえるようになりました。そして手っ取り早く昇給に繋がるための登録販売者の資格を20歳で取得し、市販の医薬品を接客する勉強も始めました。
硝子のような思い出
2日に1回他県の専門学校に通っていた美那は、その土地にかなり詳しくなっていました。そこそこ都会な市に通っていたので、私も美那と一緒に新幹線に乗って遊びに行っていました。美那と付き合っていたときの1番の想い出は、Acid Brack Cherryのライブがその市で開催されると知り、チケットを取って2泊3日でライブを見に行ったことです。交通手段を全て調べて、食べ歩きをして、ライブで盛り上がって最後にはyasuの歌声で泣いて、帰宅したホテルで愛を確かめ合う…と濃密な旅でした。
そして美那の実家に月2ペースで泊まりに行っていました。美那は女友達が多く、家も立派な一軒家だったので友達が泊まりに来ることが多かったようです。美那のご両親に年上の友人だと紹介してもらい挨拶して、ご飯をいただいたり、家族のお出かけに同行させてもらったりしていました。美那のお母さんから「家に帰ってくるたびにいつもらららちゃんの話をしてくるんですよ~」と言われて嬉しかったです。
美那の実家にはベリーという名前のパピヨンのメスがいました。かなり人見知りする犬だったようですが、私には1回目のお泊りで懐いてくれて、寝るときも美那と私の部屋に入ってこようとするほどでした。

ベリーがお客さんに懐くの珍しいんだよ!
ベリーもらららが魅力的だってわかっちゃったのかな?

遊んであげたいけど寝室に入ってこられると困っちゃうな~
これから美那と遊ぶからベリーは明日遊ぼうね~
ベリーを寝室から追い出して、私は美那と夜のお遊びです笑 美那とデートの時は最後に必ずラブホに寄るようになっていました。そして美那の実家に泊まったときも、美那の両親が寝静まったタイミングで声を押し殺して事に及んでいました。気になる同性カップルのセックス事情は次回に…!


